湯治 鉄輪温泉

心身の疲れを感じたら温泉へ!「初心者でも気軽に『湯治』ができる温泉地」5選(西日本編)』という、温泉ライターの高橋一喜(たかはしかずき)さんの投稿(2025年1月30日付け)がありました。(注:リンク切れになる前に読んでくださいね!)

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まず、「湯治」とは、以下のように定義されています。

湯治(とうじ)とは、温泉地に長期間(少なくとも一週間以上)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為である。
参考資料: Wikipedia

湯治とは、温泉を利用した健康法の一つで、古来から自然の力を借りて体の不調を整える方法として多くの文化で実践されてきました。(中略)
温泉の成分が持つ化学的、物理的特性がさまざまな健康効果をもたらすとされ、それは血行促進、筋肉の緊張緩和、ストレスの軽減など幅広いものがあります。
参考資料:がんサバイバー.com


つまり、湯治とは、温泉に入ることで病気の治療や健康の回復を図ることと理解すればよいでしょう。


さて、高橋さんの投稿したページでは、西日本で「湯治ができる温泉地」として、以下の5ヵ所が紹介されています。

鉄輪温泉(大分県)
・俵山温泉(山口県)
・三朝温泉(鳥取県)
・長湯温泉(大分県)
・湯の鶴温泉(熊本県)


別府八湯温泉の一つ、鉄輪温泉が湯治のできる温泉地として、以下のように紹介されています!

「湯治」といえば、別府の鉄輪温泉は外せない。「温泉のテーマパーク」ともいえるほど多彩な入浴施設がそろう別府の中でも、湯煙が立ち上る景観が美しい鉄輪温泉はもともと自炊を基本とする木賃宿が多い温泉街だ。そのため比較的リーズナブルに湯治をしながら滞在できる宿も多い。温泉の蒸気を利用した地獄蒸しで自ら食材を調理するのも楽しいが、スーパーや飲食店もあるので、湯治初心者でも困らない。周囲には共同浴場や日帰り温泉施設などがたくさんあるので、湯めぐりをするのも楽しいだろう。


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(鉄輪地区から眺める別府市)

鉄輪温泉がある鉄輪地区は、湯けむりが立ち昇る別府市の典型的な写真で知られた場所です。

昭和にタイムスリップしたような街並みが今でも残っていて、歩道からも湯けむりが立ち昇る温泉街です。

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湯治目的で長期滞在する人たちの為に、「貸間旅館」という簡易な宿泊施設があります。貸間は、基本的に素泊まりで、毎日の調理も自炊です。

貸間での料理方法は、主に温泉からの高温の蒸気を利用します。近年、この料理方法は、観光客用に「地獄蒸し」として知られるようになりました。

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別府市における湯治の歴史は、鎌倉時代にまでさかのぼります。

Wikipediaによると、鎌倉時代に元寇の役の戦傷者が保養に来たという記録があります。

また、1912年(明治45年)に陸軍病院、1925年(大正14年)に海軍病院が開設(現在は国立病院機構別府医療センター等に改組)され、温泉療法が実践されていました。

1931年(昭和6年)には、日本の大学で初めての温泉療法の研究施設として、九州大学温泉治療学研究所が開設されています。


別府市公式サイトでは、「文化的景観 別府の湯けむり景観」というプレスリリースがあり、その4ページから6ページにかけて、別府市および鉄輪温泉での湯治についての記述があります。


湯治の効果は、西洋医学のそれとは異なり、「体力の回復」「疲労回復」「ストレス解消」「リラックス効果」等、自然治癒力が高められることです。

別府市民である私個人が実感する効果としては、「快眠」ですね!

1ヶ月に1~2回、我が家では鉄輪地区の家族風呂に行きますが、入浴後の心地良さは何とも言えません。また、温泉に入った夜は、睡眠の質が全く違います。眠りが深く、朝は快適に目が覚めます!


厳密には、数日の温泉旅行は湯治とは言えないかもしれません。

しかし、温泉ライターの高橋さんの言葉を借りると「プチ湯治」ということで、1~2日でも、温泉で心身の健康状態のリセットは可能でしょう。

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近々、別府市を訪れる計画がある方は、鉄輪温泉を含む別府市内の温泉で、「プチ湯治」を体験してみることをおすすめします!


なお、温泉ライター高橋一喜さんの情報について知りたい方は、以下を参考にしてみて下さい。

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